ナノテックシステム

ナノテックフロアシステムは基本概念こそ不変でありますが、発足当時から幾度かのシステム変更を繰り返し今日のシステムに至りました。
ビルクリーニング業界に関わる様々な状況や問題点、新たな床材の普及、新たなケミカルの研究等、全てを勘案し、設計された革新的フロアシステムであります。
これからも様々な環境変化に対応し、ナノテックフロアシステムは進化し続けます!

  • 水・洗剤・パッド・ワックスをナノレベルでシステム化

  • 定期清掃で「空間を綺麗にする事」にこだわったシステム

  • 環境配慮型フロアシステム(人・建物・環境)

     

例えば、どんな良い食材を使っても料理人に知識も技術も無ければ美味しい料理はできません。普段から知識や技術を磨いているでしょうか??ほとんどの方が良い食材に頼ろうとしているのがこの業界です。言い換えれば、どれだけ良い資機材を使っても使い手のレベルが低ければ結果は出ません。知識があれば、どんな物を使ってもそれなりには結果は出せます。であれば、知識と技術そして正しい考え方があり、それに良い資機材があれば必ず良い結果が出せます。その思想こそがナノテックシステムです。

  1. 永久的に剥離剤による剥離作業が不要に!!(経費削減・転倒事故回避・環境負荷軽減)

    ➡️ ワックス被膜の減膜・増膜をコントロールする施工方法により

  2. 年間作業回数の削減が可能に!!(経費削減)

    ➡️ ナノコロイド洗剤による汚れの再付着防止効果により
    ➡️ 光沢復元で被膜の表面積を減らす事で、ワックス塗布量が減り、その結果乾燥時間と硬化時間が短縮され耐久性がアップする事により

  3.  洗浄作業のみでワックス被膜の漂白と光沢復元が可能に!!(時間短縮)

    ➡️ 時間の短縮は、光沢が復元し、ワックスのリコートが不要となるため
    ➡️ 表面被膜をフラット化し、微細なキズのコントロールを行うことにより


定期的にワックスを塗り重ねて、黒ずんできたら剥離清掃をするという、既存の考え方ではなく、ナノテックシステムでは、ワックス被膜の減膜・増膜をコントロールするシステムで施工、管理を行うことにより永久に剥離清掃のない仕組みを構築しております。

 ※剥離清掃不要なワックスやコーティング・マシーンは存在しません。
重要なのは施工方法であり、管理方法なのです!

【剥離剤の危険性の認識不足】

  • 剥離剤に含まれるモノエタノールアミンは酸化すると発がん性物質になります。

  • 作業時での希釈された状態でも暴露限界値をはるかに超えております。

  • 揮発されたものが空間だけでなく、人体・内装・空調等を汚染します。

  • 剥離汚水は産業廃棄物のため、下水道への廃棄は違法になります。

従来のワックスに含まれるポリスチレンとは、良く光るワックスに入っている成分で、汚れと馴染みやすい性質を持っているので被膜が汚れやすくなりました。

ナノテックシステムで使用するワックス(コーティング)の特徴】


・床材を問わない密着性の高いベースコート(電磁処理床、UV処理フィルム等)

・高耐久性、高密着性、高防汚性を兼ね備える

・専用洗剤で光沢復元が可能な、ワックス以上コーティング未満の中間設計


これまでの作業で、黄ばんだワックス層をナノバブル水と専用洗剤との漂白効果で黄変がなくなっています。

【ナノテックシステム施工例】


近年、商業店舗
等の床材で施工面積が増えているセラミックタイルは、耐久性に優れ高級感がありメンテナンスフリーであることが大きな特徴であります。しかし、濡れた状態でのセラミックタイルは滑りやすく非常に危険であります。
スリップ転倒事故に関する法関係では、PL法「製造物責任賠償法」、民法717条「土地工作物瑕疵担保責任」等がありますが、PL法では被害者に損害の発生・欠陥の存在・欠陥と損害の因果関係の3つが成立すれば製造者及び管理者は過失の有無に関わらず損害賠償責任を負わなければならないとされています。
大切なお客様を転倒事故から守るためには、防滑への対策が必要不可欠となってきております。

【摩擦計数値による見える化】

弊社では防滑施工実施後、ポータブル摩擦計にて「滑り抵抗」の測定を実施しています。
施工後の通常状態だけではなく、セラミックタイルが水に濡れた状態を測定しても計測いたします。
防滑施工は施工後、結果が見た目でわかりづらく、ほぼ感覚に頼りがちですが、計測器を用いる事により「作業の見える化」を行っております。


【滑り抵抗の基準】

アメリカ安全基準等の参考評価基準
0.40未満  ・・・・・・・滑りやすく非常に危険な状態
0.40以上0.50未満・・・滑りやすい状態
0.50以上0.60未満・・・ほぼ安全ですが、場合によっては滑る可能性がある
0.60以上0.90未満・・・概ね安全

0.90以上  ・・・・・・・滑りにくいが逆につまづく危険性がある